雫 |
2008/09/07(Sun)22:05 |
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何となく気になってた彼女だったけど
気づけばそれは恋になっていた。
一ヶ月間の新人研修が終り
僕は東京から一旦故郷へ帰ってきた。
また一ヶ月の研修のあと、僕は東京に戻らなければならなかった。
その前に、彼女に告白をしようと決意していた。
朝、誰もいない大学のキャンバス。
スーツに身を包んだ僕は、図書館の前のベンチで
小説を読みながら彼女を待っていた。
春の優しい日差しの中で、名前も知らない彼女を待っていた。
予感はしていたけど
そうなってほしくないと、心の中でずっと願っていたけど
彼女は予感していたとおり現れなかった。
そして、僕はまた東京に戻ってきた。
彼女への手紙は名残り雪とともに溶けてしまったけど
未だ僕の心の中に、雫となって残っている。
心残りという雫となって。 ≪規約同意済み≫ |
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